ロング・グッドバイ

気が付けば、お城（アパート）での生活は今日が最後ときたもんだ。
既に周りをダンボールに囲まれてます。
最後の最後までパソコンとネット環境と画材は残しましたが、スキャナーとか資料とかペンタブはしまっちゃいました。
手足をもがれている気分。

…というか、なんだかもうこのアパートに戻らないというのが信じられない。
心情としては、諸事情により一時的に実家に帰るだけで、数日経ったらまたアパートに戻ってくるみたいな、そんな感じ。
住み始めた頃はとても自分の城だとは思えなくて、ビジネスホテルのような心持ちだったのに、今はすっかり自分の居場所になっています。
お絵描きしたり小説書いたりしていた一方で、泣いて泣いて泣き明かして、本当に一人で過ごすのが辛い時期もあった。
会社まで歩いて通っていた通勤路も、妄想したり小説の構想を練ったりしながら、時折会社に行きたくなくて泣きながら歩いたこともあった。

そういうのが全部思い出になるんだな、寂しいな。

帰ろうと思えばすぐに実家に帰れたし、食料を貰ってきたり、まるでお遊びのような一人暮らしでしたけど、やっぱりやってみてスゴク良かったデス。
無論貯金はほとんど出来なかったけど、それはまぁいいや。
失ったものより、得たものの方がずっとずっと多かった。
今度からは今までの生活費の半分以下で必要経費が済んじゃうから、先述したとおり色んなことをやってみるつもり。


そして来週からは電車通勤になるわけか。
それだけが今はすっげぇ嫌だ。
たまに都内に直行したりするけれど、本当周りの人が全員いなくなったらいいとか思いながら沸々しています。
それが今度から毎日？？頭が痛いぜ。
せめてもの救いに、行き帰りの電車で今まで以上に執筆が進むといいな。
それだけが今は希望の光。